当院の歩み

滅多にお礼なんて言われません

1980年の開業以来、さとり歯科クリニックは30年以上にわたって地元の人に親しまれてきました。開業直後は虫歯と歯周病治療に明け暮れる毎日でしたが、外科手術が好きだったということもあり、早い時期からインプラント施術にも力を入れるようになりました。

思えば私の歯科医人生は、インプラントとともに歩んだ人生だったと感じます。様々なインプラント、そしてたくさんの症例を通して出した結論が、「自分の歯をできるだけ残して、食べたり笑ったりできることが患者さんにとっての最高の喜び」であること。これを叶えるためには、5年10年先の患者さんの口の中を予測しつつ、的確なインプラント施術を行っていくことが不可欠です。その考え方に基づき、これまでたくさんの方の歯の健康を守ってきました。

人というのは怪我や病気になって初めて健康のありがたみに気づくようで、開業して30数年、当院に通ってくださっている患者さんから、「ありがとう」「どうも」と挨拶代わりのお礼を言われることがあっても、厚い感謝の言葉を言われることはあまりありませんでした(笑)。

5年経っても10年経っても自分の歯がほとんど欠損せずに済んでいることは、医学的な観点では素晴らしいことなのですが、患者さんはもちろんそんなことは知りません。歯が同年代の方よりも健康でいることに気づいていません。ですからお礼なんて滅多に言われないのです。

しかしそれでいいのかなと思います。患者さんがいつまでも笑顔を見せてくれるのなら、そして幸せな人生を送れているのであれば、私にとってこれ以上の喜びはありません。

移転によってよりハイクオリティな医療が可能に

当院の歩みを語る上でこれを外すことはできません。区画整理にともない3年前に医院を移転したのですが、このときに新しい設備やアイデアを実装し、患者さんにとってより安心して高度な医療が受けられる環境を実現することができました。詳しくは「当院紹介 」で写真付きでご覧になれますが、患者さん中心主義に基づいた医院をコンセプトにしています。

特に、患者さんの歯を白く美しく保つための審美歯科へのケアや、インプラントの診断能力と安全性は飛躍的に向上してきています。

 

渋川市を中心に、これからも沼田市や前橋市にお住まいの方にもクオリティの高い歯科治療を行っていきたいと思います。

これからの展望

医院はこのままのやり方で続けていければいいなと思っています。それよりも重視したいのは、患者さんのお口の中の未来展望。治療するからには最低でも10年スパンで患者さんの歯の未来を守っていくようにしたいです。

とはいえ私ももう60歳を越えました。あと何年手術ができるだろうか、という懸念もありはしますが、私が施術した患者さんはできるだけ長く経過を診ていき、メンテナンスできればいいなと思っています。また私の歯科治療に対する考え方に同調してくれる方に私のノウハウを受け継いでいただいて、引き続き医院を続けていければ最高に幸せですね。

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